『いのちの蕾』(弥生×安達充)

 「私は『表現することは、生きること』だと思っています」

 それが、ステージに立つ理由を語った時の彼女の第一声。

 アーティストフォーラム2016、2ndステージに出演してくれた“表現者”弥生さんの
 言葉の中でも、特に印象に残っているフレーズです。

 
 膠原病を抱えながらも、「ベッドの上より舞台の上」と、役者として活動。

 アーティストフォーラムを機に“表現者”という肩書きをつけ、ジャンルを問わず、
 すべてを自分の表現として生きることを決意。

 まさに『表現することは、生きること』は彼女の生き方を表す一言です。

 
 僕にはもう一つ、忘れられない彼女の言葉があります。

 それは、同じくステージに立つ理由の中で不意に口に出た
 「…できる体があるなら、やればいいじゃん!!」という言葉。

 
 彼女の症状は常に痛みや倦怠感があるのに、外からは全く見えません。

 いや、まわりにそう感じさせないくらい彼女が真剣に今を生きているだけかも
 知れません。

 この言葉を思い出すたびに、「自分という存在を真剣に表現して生きているか?」
 と、自分に問いかけるような想いになります。

 
 人生のテーマソングで、彼女はそんな自分の生き様を、“蓮(はす)”に
 たとえました。

 泥田の中にいて、決して染まらずに綺麗な花を咲かせる、蓮。

 痛みと闘いつつも、それでも凛として自らを咲かせ切る生き方が、
 人の心を打つのだと思っています。

 
 こちらで楽曲を視聴いただけます。

▼『いのちの蕾』(弥生×安達充)
  https://youtu.be/gBhe4pvZuD4

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          ~いのちの蕾~

                 作詞/弥生 作曲/安達充

 人知れず ひそやかに 咲く蓮の花
 泥の中 目をやれば ふくらむ蕾(つぼみ)

 愚かさも 美しさも 目をそむけずに
 すべてを 受け入れて 生きる姿

 泥の中 染まらずに 蓮は咲く
 この痛み そのままに 咲(わら)いたい

 
 茎細く まっすぐに 天を仰いで
 生き生きと 煌(かがや)いて 命彩る

 風を受け 雨に打たれ 嘆きもせずに
 自分を 慈しんで 生きる姿

 清らかに 凛として 蓮は咲く
 この心 そのままに 咲(わら)いたい

 
 朝ひらき 昼にとじ みたび咲きゆく
 みじかくも 精一杯 生き抜く花よ

 刹那さも 愛おしさも 味わえばいい
 いつかは 終わりがくる だからこそ…

 おくゆかし はかなくも 蓮は咲く
 この一瞬(とき)を 迷いなく 咲(わら)いたい

 
 ひらひらと 潔(いさぎよ)く 散りゆくいのち
 今ここに 願い込め 役目を終える

 何もかも 失くしても 明日は来る
 この命 尽きるとも 咲(わら)いたい

 生きるとは 自らを 咲かせ切ること
 いままでも これからも いつまでも

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 そんな弥生さんは、現在一人芝居の真っ最中。

 私も観てきましたが、とっても心揺さぶられる作品でした。

 残す公演は1月26日(木)と29日(日)。

 タイミングが合う方は是非、彼女の今の表現に触れてもらえたらと
 思います。

▼アポック1人芝居フェスティバル参加作品
 弥生×サカイリユリカ『活きついた願いの果て』
 https://apoc1fes2017yayoi-sakairi.jimdo.com/

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