ライブレポート①~第一部 幕開け~
今年も、昨年に引き続き、ライター・小説家の遊部香さんにライブレポートを
まとめていただきました。
こちらのサイトを運営されている方です。
しあわせに生き・しあわせに働くヒント集~素敵な仕事人紹介ブログ~
※安達のインタビュー記事はこちら。
自分で描く世界より その先が見たい:ソングレターアーティスト・安達充さん
とても臨場感あふれるレポートなので、ライブに来られた方は余韻を思い
出していただき、ライブに来られなかった方は少しでも雰囲気が伝わればと
思います。
それでは、どうぞ!
アーティストフォーラム2018 レポート 文・遊部 香
9月1日(土)に大田文化の森ホールで開催された「アーティストフォーラム2018」を見に行きました。
「アーティストフォーラム」は今年で5回目の開催で、私は去年に引き続き2回目の観覧でした。
大田文化の森ホールは250席なのだそうですが(去年・おととしの会場は150席)、それが満席になっていて、会場はすごい熱気でした。
アーティストフォーラムは、「音楽のプロもアマチュアも関係なく、ステージに立つ理由がある6人プラス安達さんが一緒に舞台に立ち、それぞれの“人生のテーマソング”を歌うイベント」です。
人生のテーマソングとは……
出演者自らがこれまでの自分の人生を振り返り、今伝えられるすべてを込めて歌詞を作り、安達さんがその歌詞に曲をつけた完全な「オリジナルソング」です。
今年も出演者一人ひとりの人生とドラマを感じ、心が震え、最終的に心が浄化されるような感覚を味わった4時間半でした!
ライブなど「生もの」には出演者だけなく、やはり会場の人の雰囲気も重要だと思うのですが、250席満席なだけあって、会場の雰囲気がとても温かかったです。安達さんも「5年間やってきて、今年の拍手が一番いい」と何度も言われていたほど。
そして、そんなふうに観客の雰囲気がいいときには、「一緒に舞台を作っている」という感覚を見ている側も得られ、それもまた舞台の感動を色濃くしてくれました。
出演している人の多くが音楽を生業としているわけではない「素人」なのもあり、その人たちを「応援したい!」という思いが、より「舞台を一緒に作る」という意識を強くしてくれるのかもしれません。
この、会場とアーティストの一体感は、プロのアーティストのライブで得られるものとはまた違った温かいもので、この空気を感じられるのも、アーティストフォーラムの醍醐味のひとつかと思います!
今年来られなかった方も、是非、来年は生でこの舞台を見て、直にこの空気感を味わってほしいと思います!
第一部 幕開け
今年も最初は安達さんの人生のテーマソング『流れるままに』から始まりました。
『流れるままに』は、「ただ目の前の人にできることをしていたら、こんな風に人前で歌ったり、人に何かを教えたりする人になっていた」という安達さんの半生を歌った曲です。
安達さんは一貫して、こう言われています。
「思い通りの人生もいいけれど、流れるままに任せたら、思っている以上のすごい場所に行きつけるものだよ」
そして、「流れるままに任せる」というのは、「ただ目の前に現れた一人のために何ができるか、それを考えて、実行することだ」と。
このメッセージはアーティストフォーラム2018のテーマソング『Great Little Step』にも一貫して流れているように感じました(『Great Little Step』の詳細はレポートの中ほどで、また)。
『流れるままに』を披露したあと、安達さんは、半年間かけて今日のアーティストフォーラムの準備をしてきたのだ、ということを語られます。
エントリー会・顔合わせ・3回のセッション・6人ひとりひとりのテーマソング作り・バンドリハーサル・リハーサル・本番……と。
本番が近づくほど、安達さんがとても忙しそうになっていくのが、ときどきメッセンジャーでやりとりをしているだけの私にも分かったのですが、半年間について語る安達さんの表情はとても嬉しそうでした。
その話を聴いていて、このアーティストフォーラムも、6人の「目の前にいる人」のためにただ一生懸命にやってきた結果なんだろうな、と感じました。
最終的にそれは250人に届くとしても、きっとその過程では、安達さんはただ目の前の一人ひとりに向き合ってきたんだろうな、と。
そんな半年間を想像できたオープニングでした。
続く
次は、ライブレポート②~1人目 増田 浩佑さん(テーマカラー・緑)~
文:遊部香さん
写真:真島由佳里さん
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